おならで腸内環境が分かる?!臭いおならや回数が多い理由は腸内細菌バランスが崩れているから?!
「おならがよく出る」「最近、ニオイが臭い、、、」なんてお悩みありませんか?私は昼食後おならが出やすいので悩んでいます。おならってガスだから、腸内環境が悪化していると言うことなのでしょうか?おならの原因と改善方法をご紹介します。
おならってなに?
もそもそもなぜおならが出るのかと言うと、飲み込んだ空気と体内で発生したガスが原因です。飲み込んだ空気は呼吸をしている限り仕方ないですが、問題は体内で発生するガスです。腸内細菌によって消化、分解される過程でガスが発生しています。消化しにくい物が多いほど、腸内に留まる時間が長いです。つまり、ガスが多く発生することに繋がります。
では、消化に時間がかかる、分解されにくい食べ物とは何でしょう?消化時間が早い食べ物は、果物や野菜。果物は約40分、野菜は約2時間で消化されます。炭水化物は約8時間、特に消化に時間がかかるのはお肉。なんと、12時間~24時間もかかります。脂身の多いお肉や、揚げ物など脂肪分の多い食べ物は要注意です!焼肉を食べた後のおならは臭いと聞いたことがありますが、このような理由があったのですね。
ちなみに、消化されにくい食べ物は胃での滞在時間も長くなります。これは胃もたれの原因の一つです。野菜中心の生活が良いと言われる理由が分かってきました。
臭いの原因は菌のバランスと関りがあった!
先ほど、消化は腸内細菌によって行われると述べましたがこの菌がとても大切です。健康を維持するためのキーワードと言っても過言ではありません。この菌と言うのは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌です。
善玉菌
字のごとく、体に良い菌です。代表的なものだと、乳酸菌やビフィズス菌で、好物は食物繊維。腸内を弱酸性に保ってくれ、善玉菌が多いとおならは臭くなりません。
悪玉菌
見るからに悪そうな菌ですが、その通り。大腸菌、ブドウ球菌などが代表的な悪玉菌です。悪玉菌が増えると、大腸がんや有害物質を発生させるうえ、おならが臭くなります。悪玉菌の好物はお肉などの脂質なので、食べ過ぎには注意です。
日和見菌
聞き馴染のあまりない日和見菌(ひよりみきん)は、善玉菌か悪玉菌のどちらか優位な方で働く菌です。ということは、善玉菌で優位でないと大変なことになってしまいますね!
悪玉菌いらないな~と思いがちですが、たんぱく質を分解して便として出してくれたり、ビタミンを作ってくれています。悪玉菌がいなくなると善玉菌が働かなくなってしまうので、なくてはならない菌です!重要なのは、増えすぎないこと。善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の割合が理想です。
改善方法
臭いおならを出さない為には、腸内環境の改善が第一ということがお分かりいただけたと思います。健康の人の腸内は菌のバランスが保たれていますが、加齢や食生活の乱れ、免疫機能の低下などにより悪玉菌が増えてきます。便秘、下痢、肌荒れに繋がってしまいます。善玉菌を優位にするためには、食生活の改善が必須です。
野菜を積極的に食べて食物繊維を摂ったり、ビフィズス菌入りのヨーグルトを選ぶなど無理のない範囲で改善していきましょう!
さいごに
おならが臭いのは、腸内が悪玉菌優勢になっているからでした。今の自分の腸内環境を知ることが出来るので、おならは大切ですね。昼食後におならがでやすい私の原因としては、夕食の消化したガスか水分補給の際に一緒に空気を飲んでいる点だと思います。周りでおならが臭い人がいたら、善玉菌を増やす食生活をお伝えください。